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家具
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岩村の古い町並みを歩いていると、素敵な和空間を見つけました。
手づくり家具を制作・販売している「京屋家具」。
ケヤキの無垢材を使用したおおらかな造りのダイニングテーブルやジャパニーズモダンなお部屋に合いそうなシックな色合いの飾り棚、細やかな造りの「岩村箪笥」、最近流行の古い和箪笥など、ここに50年以上勤務するベテラン職人が作っているそう。
築100年以上といわれる建物がさらに良さを引き立てています。こだわりから生まれる贅沢な家具
家具 岩村箪笥の特長は上の角が丸く優しい印象があります。値段の高いものは戸をあけると中まで丸いから驚きます。言い換えれば、上の丸みを得るために出来上がりよりもの3倍くらい厚みを持つ材料が必要となるわけで、大変贅沢でいて細やかな仕事がなされているということ。 浜松や名古屋方面からも口コミで訪れる方も多く、中には「神戸の異人館で見たような西洋アンティーク風のテーブルセットがほしい。」と、写真を持参でオーダーに来られた方も。

こだわりから生まれる贅沢な家具
家具家具 材料はほぼ国産。富山のケヤキなどが多い。代表作品であるテーブルは釘を一本も使わず仕上げている。天板は吸盤のようなもので固定しているだけだが安定感は十分。これは「天板に穴を開けないということは、木材としての価値を下げないということ。」というポリシーのもと。

家具を製作してもらうと、塗料はお好みでオイルステインやウレタン、柿渋などで仕上げてもらえる。柿渋は毎年自分のところで作るといいます。
こだわりから生まれる贅沢な家具
古くなった箪笥(タンス)を再生する”洗い”もやっています。家具
金具を一つ一つ外しバラしてから、木肌を削り直し、再びきれいにした金具を取り付けて元に戻します。木の部分の色は写真のようにつやありで注文することも、アンティーク風にマットに仕上げてもらうことも可能。費用は6万5000~10万円ですが、最近は古い箪笥をインテリアとして楽しむ人も多いため、最低2ヶ月待ちだとか。
これにはオーナーの松井さんも思い入れがあり、「古いものを手をかけて再び人の手に渡る。そういった”物を大切にする”ということを伝承していきたい。新しい家具にしても木を活かしてやることが私たちの仕事ですから。」と語る。


かぐ  
DATA
京屋家具店(キョウヤカグテン)
住所 岐阜県恵那市岩村町303
TEL 0573-43-2250
FAX 0573-43-4711
営業時間 AM9:00~PM7:00
定休日 火曜日
URL http://blog.livedoor.jp/kyoya_kagu/
Email kagu@kyo-ya.iwamura.org