からすみ | 一覧へ戻る |
昔からこのあたりでは、ひな祭りは4月3日にやったんやよ。 その時、おひな様にお供えするお菓子として母親たちはこの"からすみ"を作り、ひなあられと一緒に近所の子どもたちにも配ったもんや。 |
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材料の下ごしらえ よもぎよく洗い、重曹をいれたお湯(分量外)でゆでて刻む。(スーパーなどでは乾燥よもぎも売っています) しそ…梅干のなかに入っているものならさっと水で塩気を落とし、刻む。(「ゆかり」で代用してもよい) 桜の花の塩漬け…洗って塩気を落としておく。 |
基本の白生地をつくる 大きめの鍋に分量の水・砂糖・塩を入れ火にかけ、沸騰させて溶かしておく。そこへ米粉を一度に入れ、さいばしで手早くかき混ぜ火を止め、さらによく混ぜる。 |
一度蒸す ある程度冷ました生地を適当に分け、手で平たくのばすなどして、さらし布またはタオルを敷いた蒸気のあがった蒸し器で20〜30分蒸す。1kの場合、1度に蒸し器に入りきらなければ2度に分けて蒸す。 |
蒸したらこねる 蒸しあがったものから大きめのボールにうつし、できるだけ熱いうちになめらかになるまでこねる。このときよもぎ、しそ、干しぶどうなどを加える。ただし桜の花など上にのせるものは、この時は入れないように。 熱いうちのほうがまとまりやすいです。手袋を使うなどしてヤケドに気をつけて! |
棒状にする 型の長さにあわせ棒状にまとめます。 |
型の準備 からすみの型にラップをしく。 桜の花など上にのせるものは、ラップの上にバランスよく置いておく。 型の溝にそって箸でなぞっておくときれいな型どりができる。 |
型どり そこへ[4]を置いてのこりのラップをかけ、上から手で押さえる。 |
もういちど蒸す 両端まできっちりおさえたら、ラップごと抜く。 ラップを外し、あれば竹皮の上にのせてもういちどさらし布またはタオルを敷いた蒸気のあがった蒸し器で5〜10分蒸す。 |
できあがり そのまま冷ますとつやが出る。1センチくらいに切って食べる。 (写真:手前から時計回りに、よもぎ、レーズン、黒砂糖(上部分は白生地)、しそ、桜) |
●型がない場合は、棒状にしたものを竹皮などにのせ、上から箸で押さえて形にしてください。 ●右の黒い生地は、ふつうのお砂糖を同分量の黒砂糖にかえて作ってあります。その場合は塩は入れません。 ●からすみの説明はこちらにもあります。 |
米粉…1kg /水…1L /砂糖…700g / 塩…小さじ2
お好みで用意
よもぎ、しそ、桜の花の塩漬け、レーズン、くるみなど
道具
ラップ、からすみの型、竹皮 (型、竹皮はなくてもよい)
※からすみの型は、地元ならスーパーやホームセンター、金物屋さんなどで手に入ります。
(写真:スタッフのおばあちゃんが若い頃から使っているからすみの型。この末広がりのかたちは今ではなかなか売っていないそう。)