鎌倉~江戸時代まで700年の間存続した歴史ある岩村城の城下町、恵那市岩村町。
歴史的建造物も数多く残る古い町並みの中、創業は明治15年の松浦軒本舗さん。当時の製法、調合をそのままに、銅製の小さな型でひとずつ焼かれるカステーラは地元でも有名です。
100年の間、人が変わり、焼釜が変わりながらも同じ場所で伝統を守りながら伝えられてきた素朴なお菓子です。
きめ細かく、重みのあるカステーラには高級な砂糖、和三盆を使用。
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小釜カステーラ
明治15年から昔ながらの製法で、変わらず焼き続けられてきたカステーラ。
どんな飲み物にも不思議にマッチしてしまうお菓子の王様です。
価格: 1本…410円(税込み)
賞味期限: 7日
販売期間: 通年
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ブランデーカステーラ
カステーラにブランデーを入れて焼くのではなく、焼いたカステーラにブランデーをつけるので
しっとりとした風味のおとなのカステーラ。
価格: 1本… 590円(税込み)
賞味期限: 7日
販売期間: 通年
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材料計量。和三盆(砂糖)をはじめて見ました。 | 生地を混ぜ合わせる。(ミキサーを使い、職人の厳しい感覚で混ぜ合わせる) | 丁寧に生地をこす。 |
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型を用意。生地を流す方には紙をしきます。フタが大事な役割をするお菓子なので1枚ずつ手で油をぬります。 | 生地を型ひとつずつに流しこむ。ここでも完全に機械というわけでなく、おかみさんが調整されていました。 | 鉄製の枠に一度に8個の型を並べてフタをしめ、オーブンへ。1回に2列の型(16個)を焼きます。 |
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約15分~16分、オーブンを微調整し、3~4回焼き色をチェックしながら焼き上げます。 型全体を焼くので生地がふくらみ、フタの刻印が美しくつくのです。 |
きつね色になっていく、この加減が難しそう。昔は炭火でした。工場は甘~いかおりに包まれます。 | 焼き上がり!「松浦軒」の文字がくっきり、きれい。カステーラ型の短い棒は何?焼きあがったカステーラをはずす時ひっくり返す取手だとか。 |
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型は熱伝導のよい銅製。デザインは変わらず、何代にも渡って作られ伝えられてきたそう。焼き型を支える枠は鉄製でかなり重い! | すばやく型からはずし、ひっくり返して通気性のよい木の箱にいれ、ふたをしてゆっくりさます。 | 焼きたてほやほやのカステーラ。きめ細かくしっかり弾力ある生地はパンのようです。 たまごのかおりと和三盆の甘みはやさしい味。 |
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1本ずつくるまれ店頭に。店内正面にカステーラが陳列されています。 | 岩村には「松浦軒」というカステーラ屋さんが2軒あり、松浦軒本舗の包装紙はこのオレンジ色です。 | 取材当日も早朝から、タクシーでお買い物にみえたお客さんがありました。 |
地元ではジョイマート恵那店、アピタ中津川店、ユニー多治見店でも販売しています。インターネットでも買えます。
「岩村城再建」を夢に地元の青年会で結成された「あんじゃない」の会。毎年お盆、お祭りなどのイベント開催、タオル・ステッカーなどの作成、販売で地元活性化を目指しています。松浦軒本舗でもこの会に協力しています。
(※あんじゃない…やればできる、心配ないの意味)
松浦軒本舗
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